韓国コンテンツ振興院オンライン教育サイトEDUKOCCAで公開された
お日さまがモデレーターを務める大御所俳優イ・スンジェ先生のインタビュー
【演技を語る瞬間、今イ・スンジェ(연기를 말하는 순간, 지금 이순재)】🎤
ここで第1話と第2話をご紹介しましたが、今日は第3話を訳してみます!
ハ・ジウォン X イ・スンジェ【演技を語る瞬間、今イ・スンジェ(연기를 말하는 순간, 지금 이순재)】第1話 イ・スンジェの「演技哲学」、人生の哲学を盛り込む
ハ・ジウォン X イ・スンジェ【演技を語る瞬間、今イ・スンジェ(연기를 말하는 순간, 지금 이순재)】第2話 俳優の言葉「演技」、そして演技の基本
3.작품과 캐릭터 분석 노하우 – 연기를 말하는 순간, 지금 이순재
作品とキャラクター分析のノウハウ – 演技を話した瞬間、今イ・スンジェ
「こんにちは。『今、イ・スンジェ』のMCを務める俳優ハ・ジウォンです」
「俳優たちが作品を受けると一番先にする作業、
それは作品分析とキャラクター分析です」
「私も作品とキャラクター分析は本当に気を使って行う作業なので、
今日のトークがまたとても楽しみです」
「先生、こんにちは」
スンジェ先生「ああ、お疲れ様でした」
「キャラクター構築に先立ち、作品に対する分析、
そして理解が先行されますが、先生は普通それぞれ作品の全体的な背景や登場人物の構造など、
どのようにアプローチするのかとても気になります」
スンジェ先生「分野ごとに違いがあるんですが、3つの定義をしました。
映画、監督の芸術だ。ドラマ、作家の芸術だ。 演劇、俳優の芸術だ」
スンジェ先生「映画の場合は、まあ短編です。 それは全体的な作品内容がすべて出ています。
その次に創作映画なので、私たちの周りの物語なので、
何の素材自体がそんなに難しいことはありません」
スンジェ先生「もちろん、他の作家によって象徴的で、
また表現上にもう少し観念的な表現が必要な程度があると思います」
スンジェ先生「その次にテレビドラマは
作家の意図が作品の中にすべて溶け込んでいるということです。
そしてそんなに何の人物解釈の難しさはあまりないと僕は思います」
スンジェ先生「練習過程で演出や作家たちが自分の必要な条件を提示するので、
それをよく受け入れて演じればいいのですが、問題は戯曲、演劇です」
スンジェ先生「演劇ももう私たちの創作劇の場合もあるが、主に古典演劇。
シェイクスピアだ、モリエールだ、その次にアントン・チェーホフだ、その他。
俳優の有名な作家たちの作品。これは簡単ではありません。
その作品に出てくる時代的な背景を先に見なければなりません。作品の分析を先にしないといけないから。
この作家がどういう意味でこの作品を書いたのか、 これが非常に大事なことです。
ストレートにそれを非難したり、あるメッセージを投げかけるのではなく、
ある家庭の日常を通じてその物語を密かに盛り込んでいるんですよ」
スンジェ先生「その土台で自分が引き受けた役割を分析して作り出すプロセスなので、
これは簡単な過程ではないということです。 このような時代的な作品は少し差がありますが、
かなり勉強が必要で、研究が必要で、条件が必要なのです。
例えば、私たちの作品もいわゆる実在の人物たち。実際の人物に対する表現をするには、
これはもう少し勉強が必要です」
スンジェ先生「それで僕の場合は、『イ・サン』の時に僕が英祖(ヨンジョ)を演じたんですよ。
でも、僕がこの『イ・サン』を、約30話以上を僕が引っ張って行かなければならない作品だよ」
スンジェ先生「僕が主人公と同じなんだよ。 そうすると、僕が前をしっかりと刻んでおかないと、
後に続くのがちょっと簡単じゃないから、他のところを分析してみたの。
すると、この英祖という人物が、私たちが知っている英祖とは違うんだよ。
王の学問が良くなり、臣下がついていけないほどの高いです。それで長生きしたんですよ。
だから自然にそこに権威と貫禄がつくしかないし。その一方で息子を殺したんですよ。
そういう表現を持っているお父さん。
だから、そのような複合的な性格を持っている父親をどう表現するのか」
「作家さんが意図したキャラクターと、
先生が分析したキャラクターがあるじゃないですか。
その時点で、どのような意図の違いがあると感じる時はどうされますか?」
スンジェ先生「作家とコミュニケーションをとり、
演出の解釈とコミュニケーションをとり、立体化させるのです」
スンジェ先生「もちろん作品がそのようになってくれなければならないが、
そうすれば人物が色々と生きている人物になれるということです。
作品分析後に役割分析をそのような多方面にする必要があるということです。
そうすると立体的な人物が出てくる可能性があるということです。
それで、平面的に簡単に解釈する人物とは少し違う姿が出てきて、その次に演技というのは、
ある役割は自分の魂を込めて表現しなければならない役割があるということです。
その次に、心理的な変化がかなり多いシーンがあるんですよ。 表現するには普通勉強してはいけない」
「それでは先生が今までとても多くの作品をしてこられたが、
その中でも特にこのキャラクターは表現しにくかった。
そんなキャラクターがいるのでしょうか?」
スンジェ先生「簡単な役割があまりありません」
「そうです(笑)」
スンジェ先生「僕が一つ例を挙げると、1981年に僕が『風雲』という大河ドラマで
大院君役を演じました。大院君という役柄は、栄枯盛衰のあるドラマチックな人物です。
摂政をしながら滿朝の百官を前に4分間のスピーチをすることがあります」
スンジェ先生「その時、そのすべての鬱憤をぶちまけるシーンです。
そのエネルギーを出したらダメです」
スンジェ先生「それをしっかり準備して、その時に僕がタバコをやめました。
なぜ?タバコを吸っていると、喉に障害が何度も来て。
僕なりに何か役割をきちんと作ってみるために努力した一つのプロセスだった」
「そして、演技者の方々が演技をしていると、
その作品の中のキャラクターとしてイメージが固定される場合があるじゃないですか。
そんな時は先生ならではの克服するヒントがありますか?」
スンジェ先生「だから俳優はある作品の役割を引き受けた時、
しきりに自分を前面に出す考えをしないでください。今日僕がしたのはメイクです。
メイクはよく見せるためのもの、扮装は今から私の顔を捨てるということです。
同じ顔でもこれから僕は役の顔になるということ、
それでメイクという扮装というのはこれから僕の顔を捨てる。 配役の人物になるという意志です。
そのため、そのような意志を持って近づけなければならない。じっとしていなさい」
スンジェ先生「『自分の顔がもっと大事だよ』そうすると、いつも自分の顔だけ出るんです。」
「そうです(笑)」
スンジェ先生「僕が昔一つ経験したことがあります。
監督と『美女ホン・ランジャ』という映画を撮りました。 これはシャーマニズム映画です。
一つのあのお化け映画なんですけど、でも監督が先にいらっしゃったんです」
スンジェ先生「来てから表情を見たら見ていないという表情だった。
でも昔、監督が自分が主張してしたキャスティングと他律的にしたキャスティングは牽制だそうです。
監督に『何かお気に召しませんか?』と聞いたら、『この子は個性がない』と 一言投げたんです。
これが牽制です。私が知っている常識で俳優の個性というのは白紙の状態から始めなければなりません。
この白紙の上に黄色、赤色の役割によって描いていくのが俳優の個性で、
僕は赤色だから毎日赤色が付くと、いつも同じキャラクターしか出ないと言ったら、
(監督が)『え?』 こう言うんですよ」
スンジェ先生「だから僕の考えはそうだ。 俳優というのはいつも白紙の状態で、
そこで新しい人物を描いていくんだよ。 でも振り返ってみると、
自分が元々持っている固定観念から大きく抜け出さずに、しきりにそれで大義をしようとするんだよ。
そのため、役割の多様性がなく、変化がないのです」
スンジェ先生「この作品の行為やあの作品の行為に似ているしかないのです」
「私も先生とお話していると、 次の作品の準備をもっと頑張って···(笑)」
スンジェ先生「そうだ!問題はこの時代的条件があります。
映画もその時は大型スクリーンから距離を置いて見るので、雰囲気がかなり環境があったんだよ。
演劇は言うまでもなく。ところで、テレビって何? お茶の間でドラマの中も見て、
ご飯を食べていても見て、一番日常と近いのがテレビだと。
あ、これは演技メソッドを変えないと。そのような過程でメディアの変化によって演技形態も変化し、
差があるということです」
「私ももうすぐ作品に入って、
ある作品の分析やキャラクターに対する悩みが多いですが…」
「また先生がこのように話してくださるので、本当にとても役に立ったと思います」
スンジェ先生「最近の若い子たちはセリフを見るにはだんだん早い。 早くてどんどん入ってくる。
インタネーションの変化がないということです。 でも私たちが思うに、それは違うよ」
スンジェ先生「正確な台詞、正確な発声にして正しい台詞伝達をするのが俳優の義務だが、
そうじゃないって。でも演出する人たちがそれをよく知らないから、
知っておいて本当に通じればオッケー。 僕が見れば全部分かるよ」
スンジェ先生「どんなケースをしたかというと、 ドラマを撮るのに終わってません。
カットしたら、その次のカットが残ってるって。
僕はセットに残っているのに、ずっと出て行った」
「次のシーンがあるんだけど、 出て行ってしまった俳優たち」
スンジェ先生「なんで急に出るの?」
「控え室ですか!?」
「台本リーディング以外の仕事をしていた俳優たち」
スンジェ先生「この人たちどうして出るのかと思ったら、まあ、パソコンを見たり。
入って演技したら、同じ演技をするんです。あれはNGだよ」
スンジェ先生「僕が『今こんなセリフを言ったのに、どうして同じセリフで来るんだ』
でも演技というのは相対的なものなので、僕と呼吸を合わせないといけないし、
トーンを合わせないといけないんだ。
私たちは『思いっきりハイキック』の時、ナ・ムニ俳優と続けてセリフを合わせるんだ。
だからそのシーンはただノーエネルギーを超えるんだよ」
「そうですよね。アティテュード(態度)が良くなかったら…
たくさん勉強になると思います」
スンジェ先生「最後の台詞をどのような視線でどこに置いて言うのか。
最後の表情をどうするか。 目をどうやって開けるのか。
これを計算してやるということです。
だから俳優の一挙手一投足は全部計算された演技にならなければならないということだ。
やってみたらこうなったか? これは仕業だよ。
この手を一つ動かすのも、これが全部設定された計算だよ」
「全部意味のあるアクションじゃないですか?」
スンジェ先生「それがすべて意味があるということだよ」
「この放送をたくさんの後輩さんたち、
演技を始める方々は必ず見ないといけません」
スンジェ先生「だから、そういう本質だけ理解して、
もう少し努力すれば、みんな良い俳優になれるし、良い演技ができると」
「私も肝に銘じます」
真剣な眼差しからお日さまの一言で笑顔になったスンジェ先生、
真摯な姿勢で演技に向き合う素敵な後輩がいて、先生も誇らしいだろうね。😌
1023として演技について真剣に語る二人のトークを聞くことができて本当に感無量でした。💜
「そして機会があれば、私ともう一度演技できる機会を…(笑)」
スンジェ先生「早く来てほしいんだけど」
「私も…」
近い将来、お二人の共演をもう一度見ることができたらいいですね。🥹
震えて待ってます!!
「 はい、今日はここでインタビューを終わります。ありがとうございます」
「作品とキャラクター分析」というテーマにずっと興味津々なので、
スンジェ先生がとても分かりやすく説明してくださって、
ジウォンオンニを始め、俳優たちはこのように作品とキャラクターを分析して、
役作りしていくんだ~と本当に勉強になりました。😌
次の作品を準備しているジウォンオンニも先生の話を聞きながら、作品とキャラクターの分析、
そして役作りに役立ったと話してましたね。💜
韓国ドラマを見ると、どの作品でも同じような演技をする俳優がいるんですが、
そのドラマや俳優たちがいくら人気でも途中で挫折することが多いです。😅
スンジェ先生の話を聞くと、その理由が分かる気がしますね。
スンジェ先生のインタビューを見て、そして日曜日に行われた応援GVに行ってから
作品ごとにキャラクターになりきって、繊細な演技を見せてくれた
ジウォンオンニの演技をますます見たくなってきました。🥹
お日さまの演技はもちろん、近いうちにスンジェ先生との共演ももう一度見れますように!🌟