先週、韓国コンテンツ振興院オンライン教育サイトEDUKOCCAで
お日さまがモデレーターを務める大御所俳優イ・スンジェ先生のインタビュー
【演技を語る瞬間、今イ・スンジェ(연기를 말하는 순간, 지금 이순재)】が
公開されました。✨
ハ・ジウォン X イ・スンジェ【演技を語る瞬間、今イ・スンジェ(연기를 말하는 순간, 지금 이순재)】feat.修飾語が必要ない俳優イ・スンジェ&ハ・ジウォン 2024.10.21
とても見応えのあるインタビューなので、数回に分けてここでご紹介していきたいと思います。
まずは第1回…
1.이순재의 ‘연기철학’, 인생의 철학을 담다 – 연기를 말하는 순간, 지금 이순재
イ・スンジェの「演技哲学」、人生の哲学を盛り込む – 演技を話した瞬間、今イ・スンジェ
「先生、こんにちは」
スンジェ先生「あら、お久しぶりです。遠いところまで来てくださいとお疲れ様でした」
「はい、私がファンクラブの会長として 当然来ないといけません」
「先生の演技哲学、そして演技人生全般について眺められる席があるということで、
私がこのように駆けつけました」
「今日の先生とのインタビュー、
また私のような俳優たちにとっては本当に意味のある時間になると思います」
「今日、こうやってインタビューをすることになって本当に光栄です」
スンジェ先生「私はまたうちのハ・ジウォンちゃんに会えて本当に嬉しくて、
いつも会いたかったのに」
「ハ・ジウォンにとって、イ・スンジェとは?」
「イ・スンジェ先生は、私にとって最高の芸術家です」
「いつも本気だと思います。
私が『キング 〜Two Hearts』というドラマでお会いした時、
本当に先生の年齢を予測できないそんな熱情とエネルギーに私が本当にとても驚いたし」
「イ・スンジェの
情熱とエネルギーに驚いたハ・ジウォン」
「ただ前の現場で先生にお会いするだけでも
本当にとても多くの勉強になってまた先生に学ぶ点も多かったし」
「本当に忘れることができなかったと思います」
「先生のエネルギーと熱情を誰もついていけない、そんな方だと思います」
「先生、もう演技されて69年目になりました」
スンジェ先生「考えてみたら、そうなっていました」
「最初の作品が演劇の『地平線を越えて』デビューされ、
また『私も人間になろうとしているか』とメディアデビューをされましたが、
私も初めて演技した時がとても生々しく今も覚えていますが、先生も鮮明に覚えていますか? 」
スンジェ先生「生々しく思い出すのが大学3年生の時、
夏休みにユージン・オニールの戯曲をもとに制作した『地平線の向こう』で演技をするようになりました。
若い俳優たちはみんな占め、私は船長役ですが、
キャプテンディック・スコットといって60年以上経った船長です。
このシーンはこの船長が豪快に笑うところから幕を開けます。
初めて見る若い学生がそれができるんですか?」
スンジェ先生「僕は笑いがそんなに難しいということを その時実感したんです」
スンジェ先生「ある日の朝、何度かしたら違うと叱られたのですが、
助演出の人は延世大出身ですが、雰囲気もこうだから今日は練習しませんってこう言ったんですよ。
だから演出がそこに八つ当たりだと言うんです。 実は僕に対する腹いせです。
台本を破ったり、踏んだりするんです。」
スンジェ先生「だからもうどうしようもないから、結局は台本を持って、
空いた講義室に入って一日中騒いで歌ったり笑ったり。
誰かが通り過ぎると、完全に狂った子が一人入るんだ。 僕なりに音力を育てるために。
もうそれなりにこれくらいでいいだろうと思って来て会議をしたら、
演出の先生がいて、そう、まだまだだけど、似てる。 それで今始まったのがその演劇です」
「本当にすごいと思います」
「そして、先生が出演した有名な作品がすごいんですが。
『愛がなんだって』、 そして『ホジュン 宮廷医官への道』、
『見てまた見て』、私と先生が一緒に出演した『キング 〜Two Hearts』まで、
本当に多くの作品があります」
「それから人気シチュエーションコメディ。
『思いっきりハイキックでは、ヤドン・スンジェでものすごい存在感を見せてくれましたよね。
そしてまた、最近は『リア王』でおぼろげな方が本当に休む間もなく演技に没頭してこられましたが、
本当に私が現場で学んでもその情熱とエネルギーは本当にすごかったと思います」
「このように多くの作品を先生が選ぶ基準がどんなものがあるのか、とても気になります」
スンジェ先生「いいえ。俳優は与えられた役割なら、断ってはいけないでしょう。
そして俳優の目的は何かというと、演技することにあるんです。
演技した時、俳優の存在があるんだよ。 演技をしたことがないのが一般人だよ。
だから、それは条件とジャンルを問わず、自分に課された役割はしなければならないんです。
だから僕にやらせてくれる役。 そのような役に関係なく、それ自体が創造であり、
またそれが行為であるためにするしかなく、またしなければならないと考えているので、
今ただやってきただけです。」
「それではちょっと気になりますが、
それでもこの役は少しやりたくなかったり、
またはこの作品は少しやりたくなかった作品もありますか?」
スンジェ先生「そうかもしれませんが、それは演技の条件だと考えるなら、その必要はありません。
昔、私が『刑事手帳』というTBC刑事ドラマで犯人を33回やってみました。 それをなんでやったんだよ。
最初、うちの同僚だった演出家のホ・ギュが演出をしたんですが、犯人を演じる人がいなくて。
僕がどうしたの? そしたら犯人の役割を全部逃げてやらない。
何かと聞くと、弘恩洞少女レイプ致死事件だ。分かった、僕がやってあげる。
その時、その少女がユン・ソジョンさん。 それで犯人役を演じる人がいなければ僕を呼んで。 構いませんよ。
俳優なら、いい役もするし、悪い役もするし、大変な役もするし、簡単な役もするんだよ。 そういうことだよ。」
「本当にこの時点でとても気になります。
先生が考えている俳優とは何で、また良い俳優はどんな俳優なのかも気になります。」
スンジェ先生「俳優は、活字化された台本に書かれている人物を、
自分の体と心を動員して生きている人物として再現するのが俳優の役割です。
もちろん、作家の素材を持って演出家と合意の下で人物を再現し、
生きている人物として再現させるのが俳優の役割です。これが俳優の役割で。
したがって、俳優は与えられた役割をどうにかして躍動感を持ってその意味を付与し、
意味のある人物として富強させなければならないということです。 そこで俳優の作業に困難があるのです。」
「私も演技が絶えず続くほど、私はもっと難しいと思うんですよ」
「私が10年前にも先生に『演技がとても難しいです』と言ったら」
「先生が『おい、こら。 僕も難しい』その時、私にその話をしてくださいました」
「私も絶えず探求するんです。
演技とは何かについて。 先生がしてくださる演技とは何なのかとても気になります」
スンジェ先生「演技はまさにそのような作業だ。
ですから、それが普通勉強して努力してうまくできるものではありません。
文章の中のその人物を生きている人物として再現するのに、
様々な条件をすべて研究して複合して作らなければならないということです。
その次に、これがまた僕一人でするモノドラマではなく、相手がいるので、その相手と一緒に調和を成して、
その作品自体を生かすこの役が俳優の役割だということです。
ですから、場合によっては悲劇になることもあり、喜劇になることもあり、
またその演技を通じて観客に投げかけるメッセージがあり、様々な意味があるということです。
そのようなことを全て総合してまともに表現するのが俳優の役割だ。」
「今日もたくさん学びました」
スンジェ先生「自分なりに最善を尽くして約束通り演技した時の観客のリアクション。
また、その演技を認めてくれて教えてくれるリアクション。観客たちに会った時、一番幸せなこと。」
ジウォンオンニが見せたあどけない笑顔に完全にノックアウトされました。💘
モデレーターとして堂々とした姿とのギャップが本当にたまりませんね。🥰
「そして先生が仰ってました。 舞台で倒れて死ぬのが一番幸せな死だ。
こんなことをおっしゃるほど、本当に演技に対する愛情と情熱がいっぱいですね」
「私が本当にたくさん不足して」
「まだ先生の情熱にもっとついて行かなければならないと思うほど、
とても尊敬しています」
スンジェ先生「これから数十年もっとしなければならないから」
いつも演技について真剣に悩むジウォンオンニにとって、
スンジェ先生の一言は背中を押してくれる大きな力になるではないのかと思います。🥹
コロナの時に自分を振り返って、俳優をやめようか?と思う時期もあったものの、
ジウォンオンニは本当に素晴らしい女優だから、これからもずっとずっと素敵な演技を見せてくれたら、
1023としてこれほどうれしいことはないでしょう。💗
「これからが始まりです。先生」
スンジェ先生「始まりと同じです」
スンジェ先生「僕が舞台で倒れるが一番幸せな瞬間だということは、
『死ぬまでずっと演じる』という意味です。引退して眺めて生活を終えるより、
はるかにやりがいがあるのではないか。
だから、それが幸せな瞬間だと言うのがまさにそういう意味です。
それはまあ、僕が歩んできた道が来ます。この道で。 また、今も歩いているそんな過程なので。」
スンジェ先生「それ自体が僕の生命力です。
だから、僕の日常というものは、演技を離れては他のことを考える余地がありません。
しかし、それをそこで座り込んでしまえば、それを終わらせることになるし。
『いや、できる』 という自分の確信を持ってまた勉強して努力すれば、また新しい道が開かれるんだ。」
「それでは今後、演技者の人生をどのように満たしていき、
またイ・スンジェの演技人生が観客に、
または視聴者にどんなジャンルで記憶されることを願うのか一言お願いします」
スンジェ先生「特に望むことはなくて、皆さんご存知だから」
スンジェ先生「そうですね。 あの子、本当に頑張ってきたんだね。
このように覚えておいてください。」
「とても素敵で尊敬しています」
「私も毎瞬間が過程にあると思います」
「私が死ぬ前までは完成ではなく、ずっと過程の中で学んで考えて」
「先生がこのような話をしてくださるので、とても感謝しています」
スンジェ先生「芸術作業というのが私たちだけでなく音楽も同じで、
絵画も同じで、文を書くことも同じです。その時その時偉大な音楽家、
偉大な作家、偉大な画家がいるだけで、それで終わりではない。」
「はい。 そうですね」
スンジェ先生「俳優も同じです。その時その時に名演技をした名俳優がいるだけで、
その演技が終わりではない。 そしたら真似したら終わるんじゃないかということです。
違う、これは。それはその人の芸術であり、
第2、第3の良い芸術家たちが出ることができるという話です。」
「ありがとうございます」
「はい。イ・スンジェ先生と演技哲学と演技人生について話をしながら、
また後輩として多くのインスピレーションを得たと思います」
「それでは、この時間はここで終わりにします」
「ありがとうございます」
スンジェ先生「ありがとうございます」
演技についてわかりやすく語ってくださるスンジェ先生、
大御所俳優であり、人生の先輩でもありますから、
俳優を目指す人だけではなく、一般の人でも大変勉強になる深い内容で本当に見応えがあります。🥹
やはり人生経験が豊かな方から学べることがたくさんあるだな~とつくづく思います。
だからハードルが高くても訳してみることにしました。💪🏻
そしてスンジェ先生のファンクラブ会長としてモデレーターを務めるジウォンオンニも
今回のインタビューで素敵な姿を見せてくれましたね。🌞
20代の時によく番組や授賞式のMCを務めていたジウォンオンニの安定感と落ち着くトーンはやはり素敵で、
スンジェ先生のインタビューを見ながら、
モデレーターを務めるにはやはりお日さまほど適任な人はいないと実感しました。😌
お日さまをこのインタビューのモデレーターに推薦してくれたスンジェ先生に心から感謝しています。💗
なによりもお二人の貴重なトーク、そして演技にまつわる話が聞けて本当に感無量でした。✨
残りのインタビューも頑張って訳してみますので、少々お待ちください。