[インタビュー]欲望と墜落について〈クライマックス〉 イ・ジウォン監督【CINE21(씨네21)】

先月発売された韓国の映画誌【CINE21(씨네21)】1541号には、
ジウォンオンニとチュ・ジフンさんが主演を務めるENAドラマ 클라이맥스(クライマックス)
イ・ジウォン監督インタビューが掲載されています。
その記事がネットでも公開されましたので、 ここで日本語訳をお届けしたいと思います。


[インタビュー]欲望と墜落について『クライマックス』 イ・ジウォン監督
[인터뷰] 욕망과 추락에 관하여, <클라이맥스> 이지원 감독
2026.1.22

イ・ジウォン監督は今年公開予定の映画『雨光』から『クライマックス』のヒントを得た。「『雨光』にも女性俳優の物語が少し出てきます。そこからさらに広げられる物語は映画よりシリーズに適していると思っていたところ、制作会社からの提案で『クライマックス』を書き始めました。」監督は「自分がよく知るエンターテインメント業界の話」を中心に、「この素材から派生する女性の物語は多様だと信じて」作品を完成させた。

「現場では毎日スタッフが歓声を上げ、後半作業では編集室で毎回カタルシスを与えた」女優ハ・ジウォンが、極端な両面性を引き出しながら女優「チュ・サンア」を演じる。偶然にも「サンア」という名前は監督の前作『虐待の証明』の「ペク・サンア」と同じだ。「『サンア』という名前をもう一度使いたかった」と語るイ・ジウォン監督は、「抽象画」との音韻的な類似を意識して直接名付けたという。「美しい俳優の顔の裏に隠された内面の欲望が抽象画のように歪んでいる。俳優が毎作品で役の仮面をかぶり、また脱ぐように、サンアの顔が真実なのか別の仮面なのか見守ってほしい。」

イ・ジウォン監督は「欲望と墜落の物語を書こうと決心した瞬間」、『クライマックス』を夫婦の物語に定め、サンアの夫「バン・テソプ」役に「すでに欲望を宿した顔を持ち、代案を考えたことがない」俳優チュ・ジフンを即座に起用した。テソプはサンアとある事件で結ばれ夫婦となり、スター検事に昇格した後もさらに高い地位を夢見る。チュ・ジフン自身も「自分にぴったりの役ではないか」と感嘆したが、役には反転がある。「テソプを野心に満ちた強烈な男として描いたが、チュ・ジフンは私の意図だけでなく行間に潜むテソプの弱さまで見つけ出した。猛獣が時折見せる柔らかさのようだ。チュ・ジフンの演技を見ながら監督として何度も心を揺さぶられ、感情的な快感を覚えた。」

その快感は自然にタイトル『クライマックス』と通じる。「同僚たちから『このタイトルで本当に大丈夫か』と聞かれました(笑)。作品に自信がなければ付けられないタイトルです。それでも変えることはできませんでした。今言えるのは、この作品が疾走する人々の物語であり、タイトル通り毎回必ずクライマックスに到達する作品だということです。テソプとサンアは連帯しながらも敵となる。彼らが絶えずぶつかり合い生み出す愛憎の火花は、一般的なメロドラマより戦友愛に近い。二人は決して切り離せない関係であり、彼らの戦いの中でさらに大きな破局が至る所で爆発するのです。」

物語はテソプとサンア夫婦から始まるが、『クライマックス』の主人公はチョンウォン(ナナ)、ヤンミ(チャ・ジュヨン)、ジョンウク(オ・ジョンセ)まで含まれる。イ・ジウォン監督は「五人の男女が互いに絡み合い、関係やジェンダーロール(gender role)を毎回覆すこと」が観戦ポイントだと明かした。「ストーリーも演技もとにかく慣習を脱する。私も俳優たちもこの作品を通じて自分自身の限界を破った。」

〈クライマックス〉

制作:ハイブメディアコープ、SLL
監督:イ・ジウォン
脚本:イ・ジウォン、シン・イェスル
出演:チュ・ジフン、ハ・ジウォン、ナナ、チャ・ジュヨン、オ・ジョンセ
放送局:ENA
放送:2026年

元記事:こちら


【CINE21(씨네21)】1541号には、お日さまと何度も共演してきた
大御所俳優アン・ソンギさんの追悼特集が掲載されていて、 久しぶりに紙の本を手に取りました。📚
その中には、今年公開予定の作品の監督インタビューも収録されていて、
イ・ジウォン監督による『クライマックス』の初インタビューも含まれています!✨
昨年3月中旬からクランクインし、ジウォンオンニが演じるトップ女優
「チュ・サンア」の名前も最近の記事でようやく公開されましたが、
監督はその名前の由来についてこう語っています。

『サンア』という名前をもう一度使いたかった。
抽象画との音韻的な類似を意識して直接名付けた。
美しい俳優の顔の裏に隠された内面の欲望が抽象画のように歪んでいる。
俳優が毎作品で役の仮面をかぶり、また脱ぐように、
サンアの顔が真実なのか別の仮面なのか見守ってほしい。

『虐待の証明』のヒロインも「ペク・サンア」という名前だったそうですが、
監督は再びその名前を使いたいと考えたとのこと。
さらに「チュ・サンア」という音韻が抽象画に似ていて、
美しい俳優の顔の裏に潜む欲望が抽象画のように歪んでいる…そんな思いを込めて名付けたそうです。
この部分を初めて読んだとき、思わずはっとしました。
ジウォンオンニがアーティストとして描いた「PERSONA」シリーズが頭に浮かび、
様々な断片が一瞬で繋がったようで驚きを隠せなかった。

実際にオンニが今回『クライマックス』で演じるトップ女優も、
美しいルックスの裏に多様な欲望を秘め、いくつもの顔=仮面を持つキャラクターだそうです。😌
監督が「私も俳優たちも、この作品を通じて自分自身の限界を破った」と語った通り、
ジウォンオンニもサンアを演じながら、これまで見たことのない姿を見せてくれるので、
それもまた楽しみですね。💕
そして今回、夫婦役で共演するチュ・ジフンさんは、
サンアの夫でありスター検事のバン・テソプ役を務めています。
ある事件をきっかけにサンアと結ばれ夫婦となりますが、
サンアはかつて最高の女優だったものの、結婚後は今や「落ち目の女優」と見られる一方で、
バン・テソプはスター検事に昇格した後もさらに高い地位を夢見ています。
そのため、二人は連帯しながらも敵対するという、決して切り離せない関係に。
絶えずぶつかり合い、戦いの中でさらに大きな破局が至るところで爆発していく…
まさに緊張感あふれる展開になりそうです。🔥🔥
『クライマックス』公開まで、あと1か月半!📺
いつもそうですが、この「待っている時間」こそが一番ワクワクして楽しい瞬間で、
もう本当にドキドキが止まりません。💗
今月はきっと第1弾の予告映像やスチールカットが続々と解禁されていくと思うので、
震えながら楽しみに待っています!!🥰

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