ハ・ジウォンXソン・ドンイルXキム・ヒウォン主演映画『担保(담보)』カン・テギュ監督インタビュー② 「百の言葉より、目で伝える物語が重要」

担保 담보 / 2020.11.24 Tue

昨日に続き、今日も『担保』のメガホン📢を取ったカン・テギュ監督のインタビューを
紹介したいと思いますが、今日紹介する記事はネタバレになる内容を含んでいますので、
まだ映画を見ていない方はご注意ください。⚠️


百言より目で伝える物語 <担保>カン・テギュ監督

「最後まであなたたちの目を見てください」カン・テギュ監督がモニタリングする俳優に言った言葉だ。 人の感情を伝える上で何よりも重要なのが目だと考えたからだ。 特に、ヒューマンドラマは、百の言葉より、目で伝える物語が重要だと、カン監督は語る。 映画が涙コードを含んでいても、それを感じ、それに反応して泣くのは観客の役目であり、俳優は時々感情を抑制する必要があると考えたカン監督は、俳優に涙が流れても我慢してほしいと頼んだ。 最後の感情はカメラが捉えるからだ。 韓国ドラマ『ハーモニー 心をつなぐ歌』(2010))以降、久しぶりにオーダーメイドの服を着て、観客を訪れたカン監督、普遍的な家族の話をどのように受け止めるか気になる気持ちで観客の反応を探っているところだ。

(*映画関連のネタバレを含んでいます。)

『ハーモニー 心をつなぐ歌』(2010)以降、『ヒマラヤ 地上8,000メートルの絆』(2015)と『コンフィデンシャル/共助』(2016)など脚色作業に参加したが、演出は久しぶりだ。 感慨が格別だと思う。
シナリオを書いたが、撮影にはつながらず、自信を持ってできる作品を見つけたが、自分に合うものが見つかっていないため、待っていたこともある。 そして<担保>がやってきた。 自ら低迷していた状況だったが、(誇張すると)心肺蘇生をしてくれた、またデビューした感じがした。 ヒューマンドラマは蓋然性が重要なだけに、『ハーモニー 心をつなぐ歌』以後、再び検証される時間ではないかと思う。 普遍的な家族の話をどう受け止めるか、一方ではとても気になるところだ。

乾燥して強い映画を見ていると、暖かくてしっとりした感性が恋しくなる瞬間がある。 コロナで大変な時期に気分転換になりそうな映画だ。ソン・ジュヨン作家の原案を脚色しながら主眼点は。

原作が元々骨組みがしっかりしていた。 射手だったユン・ジェギュン監督と脚色する過程を経て、僕によく合うヒューマンドラマに安着してみた。 脚色にもかなりの時間を割いた。 普遍的な人の心を扱うヒューマンドラマだが、私たちだけの表現法が必要だったからだ。 さらに、ドラマの中の「スンイ」(パク・ソイ-ハ・ジウォン)-「ドゥソク」(ソン・ドンイル)-「ジョンベ」(キム・ヒウォン)は血縁ではなく縁で結ばれた2次家族形態であるため、従来の枠を超えて広範囲に包容しようとした。 おかげで、関連映画やドキュメンタリーなどの資料を多く探してみた。 93年の仁川国際空港の背景を背景に不法滞在者が登場するのは同じだが、原案が多少犯罪ドラマのような感じがあったなら、私たちは極端な状況と設定のための一つの媒体として高利貸し業という職業を借りてきた。 序盤は否定的な意味が強かった闇金と闇金業者がドラマが流れるにつれ次第に変貌し、タイトル(記者注:担保は次に宝物という意味を含んでいる)と脈絡を並べる。

受け取れなかったお金の代わりに子供を連れて行くなんて…現在としては考えられない状況だが、幸いにも劇中のジョンべの口から誤った行動であることを明確に指摘してもらい、安心した。(笑)
借金の代わりに子供を連れて行くという設定をハプニングの一つとして映画的に受け入れてほしいと思った。 ドゥソクとジョンべは恐ろしい闇金業者であるかのように行動するが、実は気の毒な境遇の人が残した借金を引き受けるほど弱い人々だ。 ややもすると誤解を招く恐れがあるため、人物間の対話や状況でもみ消し、また、子供に視線を向けて大人が見る時に深刻に感じられる部分を薄めた。

ドゥソクが事故に遭って行方不明になってから、予想していたストーリーと違って個人的に驚いた。
そうか。一番幸せな瞬間に悲劇が迫ってくるというのがクリシェ的な効果に見えるかもしれない。 しかし、私たちの物語の核心は、試練を経てどのように成長していくのか、お互いにどれほど大切な存在として堅固に位置するのかにおいて、それに忠実だった。

一方では数十年暮らした居住地の近くで事故に遭ったが、無縁処理されて10年以上行方が分からないというのが少し無理な気もする。
劇中では断片的に表現されるが、ドゥソクが「スンイ」一人をきちんと育てるために盲目的に犠牲になり、どれほど大切に思っていたかを見せようとした。 ドゥソクが幼いスンイを救ってあげたように、スンイが事故後、ぼーっとしているおじさんを助けるかのように対応しながら劇的な構成に持っていった。 表現が足りなかったのか、突拍子もないという見方もあるかもしれないが、自然に受け入れてほしいものだ。

認知症と脳疾患で記憶を失ったドゥソクが「担保」だけ覚えている。
認知症という症状が破片的な記憶をもたらしていると聞いた。 ドゥソクはスンイが自分を父親として受け入れた瞬間、事故に遭う。 恐らく彼の無意識には、自分が怪我をした状態で現われれば、重荷になるという考えがあるのではなかろうか? 記憶を失った状態でも自分を隠して隠れたかったのだろう。

映画の中でドゥソクの前事が全く出てこないが、軽く聞かせてくれたら。
ドゥソクの家を見ると、長い間生活の痕跡がついた古風な空間だ。 彼の部屋には螺鈿のたんすがぎっしり並んでいるが、それがすべて祖母と住んでいた家だからだ。 何らかの理由で祖母の手で育てられ、年老いた祖母が痴呆症で苦しんでいることも見ただろう。 このような履歴を細かく劇中にすべて描くことはできないが、俳優たちの演技には大きく影響を及ぼす。 ドゥソクとジョンべの関係も気になるんじゃない? どのような状況なら、2人の大人の男性が同じ屋根の下でいざこざしながら、本当の家族のように苦楽をともにすることができるだろうか。

軍隊で出会った縁だと漠然と推測した。
家庭環境が厳しいジョンべが入隊して、極端な選択をしようとした時、ドゥソクに止められた後、彼の苦情を聞いてあげた、ある意味では恩人と言える関係だ。 深淵の心を交感した関係だから、寛容度が高いんだ。 そのため、性格が違っても、口げんかをしてもお互いを理解して受け入れることができるのだ。 言ったように、このような前事を映画の中にすべて直接的に描き出すことはできないが、俳優の演技の呼吸にすべて現われると思う。

ソン・ドンイル、キム・ヒウォン、ハ・ジウォンの3人の俳優はみんなベテラン俳優だから、以心伝心だっただろうが、あなたが特に引き出したい顔があったはずだ。
俳優にモニタリングしながら、最後まであなたたちの目を見てほしいと話したことがある。 人の感情を伝えるのに最も重要なのが目だと思うんだ。 特に、ヒューマンドラマは、百の言葉より、目で伝える物語が重要だ。 また、いくら新派コードがあるとしても、それを感じ、それに従って泣くのは観客の役目なので、俳優は感情を抑えなければならない。 だからある時は涙が出ても我慢してほしいと頼んだ。 最後の感情はカメラが捉えるからだ。

幼い「スンイ」役を演じたパク・ソイ俳優について話さずにはいられない。 しっかりしていて、無邪気な顔で序盤笑いと涙を汲み上げ、確実に劇を牽引する。
『ハーモニー 心をつなぐ歌』の時もそうだし、子供たちと縁が深いようだ。 やはり幼い演技者は撮影現場の環境に支配されるが、ソイは撮影空間を楽しんで本当に興味を持った。 4月にクランクインする予定だが、2月まで『スンイ』をキャスティングできない状況で、心強い味方であるユン・ジェギュン監督にSOSを打っていた。 監督が準備する映画のオーディションがあるから来て見ろと言われた。 ソイ本人は計算の下で演技したかもしれないが、本能に近い演技を見せてくれた。 僕を含めて全スタッフが無条件しようと一目で決定した。

キャスティング後、ソイとお母さんに「レ・ミゼラブル」を見てほしいと頼んだ。 「コゼット」みたいなキャラクターを描いたんだ。 その後、ソイと劇中の「スンイ」について、またコゼットについて語り、役柄に近づいていった。 実は、大勢の人に囲まれて、カメラの前で演技をするのは怖くて、怖いことだからいつでもアイコンタクトを取っていたようだ。 見て分かるが、涙の演技が多くて感情に集中するまで時間がかかり、強弱の調節が重要だったが、現場で他の俳優みんながゆっくり待って督励した。

1990年代初め、仁川チャイナタウン、住宅と通り、木でインテリアされた家の内部など、空間に気を使った跡が歴然としている。
立て看板、文字、道路標識、家屋など最大限保存されている場所を探し、その骨組みの下にレタッチを多く行った。 また、2019年に現在の空間をわざと隠したという印象を与えないように自然光を多く使用した。 駅の隣に常駐していた疎外された人々、コンテナの仮建物などは、90年代を過ごした自分の記憶を生かし、延辺の場合、実際の踏査に行ってきてソースだけを反映し、実際の撮影は江原道旌善にある類似の家屋を探して行った。 ドゥソクの家の場合、外観は仁川にある家を、内部はセットで建て、街並みは主に仁川で撮影した。

撮影の日程と期間は。
昨年4月に始まり、7月に仕上げた。 後半作業が長引いたため、コロナ時局とかみ合ったが、公開が遅れ、内部モニタリングを何度も経て、補完する部分は追加撮影した。

追加撮影された部分が気になる。 (笑)
後半部、ドゥソクとスンイが会う場所だ。 元々は聖堂で運営する祈祷院に設定して撮影したが、後で見たら、空間がとてもきれいで良かった。 悲しい感情が沸き起こり、面倒を見てもらっているような気がして、少し立ち後れた空間に変えた。 非人間的な待遇で悪名高かった兄弟福祉院の名前を取って劣悪な環境を連想させた。 スンイの立場からして、ドゥソクがそのような空間で長い歳月を経て、一人で放置されたという事実に、申し訳ないと悔恨の感情が極大化しただろう。うまく変更したと思う。

キム・ユンジン俳優がスンイの母「ミョンジャ」、ナ・ムニ先生が「ミョンジャ」の母であると同時にスンイの祖母として特別出演した。 <ハーモニー 心をつなぐ歌>の時の縁が続いたようだ。
キム・ユンジン俳優の場合、自分が延辺おばさんとイメージが合うのかと言いながらも(笑)、言葉だけで、あまりにも熱心に準備してくれた。 延辺方言をどれだけ練習したか、本当に情熱派で努力派だ。 延辺でおばあさん-お母さん-スンイが会うシーンで、病気の人を演じるために、数日間飢えてきたほどだった。 病気になれば、単に痩せたのではなく、足から腰まで現れる。 「ミョンジャ」のお母さんで感情をどさっと表現してくれる人はいくら考えてもナ・ムニ先生しかいなかった。 僕が久しぶりに演出すると言ったら、小さくても合う役があったら手伝いたいと少ない分量にもかかわらず、特別に出演してくださった。 本当に感謝してます。 長い間離れていたスンイとミョンジャ親子が会って、病気の娘ミョンジャを見守るもう一人の母親(ナ・ムニ)がいて、血縁につながった家族を一歩離れて眺めるドゥソク、その瞬間ドゥソクは血縁を越えて父親になったのではないか?

自分だけの1カット、つまり最も気に入ったシーンを挙げるとしたら。コメンタリーもお願いします。
難しい。空言じゃなくて、 実際に全部好きだ。 準備しながら俳優たちと苦楽を共にしながら交感を交わす時間が多かったからだ。 俳優の五感が発揮されるように演出し、それにまた俳優が呼応して得た結果物であるため、一つ一つすべて大事だが、インパクトの強いシーンを挙げるとすれば、「チャチャチャルームサロン」の窓ガラスを壊すシーケンスだ。 スンイが釜山の金持ちの家に養子縁組に行ったのではなく、ルームサロンで雑用をしていることを知ったドゥソクが、真夜中に駆けつけて子供を連れてくるシーンだ。 店のドアが閉まっていて、窓ガラスを割っていたんだけど、実際に僕もそうしていたんだろうな。 そのシーンを撮影する際、スタッフが皆息を殺していた。 俳優が集中できるようにカメラを除いては、もう少し遠くから眺めた。 ドゥソクが子供の傷を見て、マダムに向かって「人でなしだ」と悪口を言いながらも、どうしても殴ることはないが、その瞬間が多分子供に対する無限の責任と愛の始まりではなかったかと思う。

やや突拍子もなく原論的な質問だが、あなたにとって映画とは。
僕にとって映画は人に出会うのと似ている。 縁のように感じられる。 極限の状況にぶつかっている人が出会い、別れ、災難に遭って解決し、結局人々が克服し、乗り越えることにその過程自体が感動であり、それがドラマの持つ力だと思う。 そのような物語を作って大衆の前に出すのが映画であり、その作業をするのが監督の役割ではないかと思う。

最後の質問!普段はささやかだが、幸せなことは。
仲間の監督とシナリオに関する話をする時が一番楽しい。 安否を伝えるようにお互いにモニタリングをしたりするが、良い点を目立たせてくれたりもするが、時には冷静にまた方向性も具体的に指摘してくれるので普段から役に立つ。

元記事:こちら


監督のロングインタビュー、先行上映のレポートでも抜粋して紹介したんですが、
『担保』を見て気になっていたことを全部語ってくれた記事だから、
私と同じく気になる方もいらっしゃると思って、訳してみました。💪🏻
ジウォンオンニに触れる部分がほとんどないけど、
個人的に最も印象に残ったのは…

「俳優にモニタリングしながら、
最後まであなたたちの目を見てほしいと話したことがある。
人の感情を伝えるのに最も重要なのが目だと思うんだ。
特に、ヒューマンドラマは、百の言葉より、目で伝える物語が重要だ。
また、いくら新派コードがあるとしても、それを感じ、
それに従って泣くのは観客の役目なので、俳優は感情を抑えなければならない。
だからある時は涙が出ても我慢してほしいと頼んだ。
最後の感情はカメラが捉えるからだ。」

8月12日に行われた『担保』の制作発表会でカン・テギュ監督が
ジウォンオンニをキャストした理由についてこう語った。

「ハ・ジウォンさんは目の光と訴えかける声で感情を引き寄せる力がある俳優」

ここにも何度も書いたが、
ジウォンオンニの表情や目の力だけですべてが伝わる演技にいつも引き込まれます。
だからジウォンオンニの作品を見ながら、ジウォンオンニが演じる役につられて、
笑ったり、泣いたりしました。🥲

ジウォンオンニが制作発表会でも話してたけど…
この映画を考えると、ずっと涙が出る。
スンイという幼い子供が2人のおじさんと出会いながら、
家族になっていく過程に愛と真心が感じられ、
“これが本当の家族だ”と思った。
たくさん感動して、たくさん泣いた。
私もやはり家族を疎かにするときも多いが、
周囲の方々と家族に感謝するようになり、自分自身が癒された。
スンイが成長してドゥソクとジョンベからもらう愛と真心を
最大限に表現しようと努力した。こんな演技をしなきゃ、
何かやってみようと作った感情ではなく、
現場で感じて表現するのが正しいと思った

「この映画を考えると、ずっと涙が出る。」
「たくさん感動して、たくさん泣いた」激しく同感です。
泣かなくなるまで見よう!と思っていたが、何度見ても感動して涙が止まらなくて…😭
作った感情ではなく、本当の感情だからこそ、見る人の心を動かすことができるでしょう。💗
インタビューを読みながら、思い浮かんだのは、ドンイルさんが明かした撮影秘話。

ハ・ジウォンさんがカット後も涙が止まらない。
思い切り泣くようにして、少し経ってから再開するほど作品に没頭する俳優だ

ジウォンオンニが『担保』についてこう語ってたんだけど…
この時代に必ず必要な映画であり、宝石のように美しい映画だ。
自分が本当に癒された映画だ。
たくさん笑って泣いた。悲しくて流す涙ではなく、
温かい涙だ。私が感じたままにヒーリングされると確信する

たくさん笑って泣いた。もう深く頷くしかない。
そんな心温まる作品を選んで、
スンイとして素敵な姿を見せてくれたジウォンオンニに感謝。🥰

ハ・ジウォン、ソン・ドンイル主演の韓国映画『担保』は「今の時代に必ず必要な映画」

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投稿者: sunshine1023

sunshine1023

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