ハ・ジウォン X リュ・スンリョン主演映画 【雨光 비광 Portrait of a Family】!🎴☀🎬
2021年のクランクアップから5年という長い年月を経て、昨日ついに待望の公開日を迎えました!
お日さまにとっても6年ぶりとなる劇場映画なので、本当に感慨深いものがありました。
先日試写会で一足先に『雨光』を観賞してきたのですが、個人的にずっと楽しみにしていたのが、
ジウォンオンニ、スンリョンさん、そしてイ・ジウォン監督の熱い想いが詰まったインタビュー!
映画専門誌【CINE21(씨네21)】に掲載されたスペシャルインタビューがネットでも公開されましたので、
早速ここでご紹介したいと思います!✨
【インタビュー】華やかさの陰に隠れた俳優を演じる——『雨光』俳優ハ・ジウォン
[인터뷰] 화려함 그늘 뒤의 배우를 연기하다 – <비광> 배우 하지원
2026.9.3
ナムミの人生が落ち着きを取り暮し始めた頃、夫チュング(リュ・スンリョン)の隠し子が訪ねてくる。少し前に家庭を築いたばかりの女優と野球選手、そして彼らの娘ドンジュ(キム・シア)を巡る世間の批判は収まりを見せない。8年が過ぎた後もナムミをこころよく思わない視線は存在するが、それでもテレビ界の小さな役さえ厭わず、ナムミは苦難を乗り越えていく。今年初めに放送された『クライマックス』に続き、『雨光』でもハ・ジウォンは「役者」を演じる。『クライマックス』のサンアが成功への野心を隠さず剥き出しにする人物なら、『雨光』のナムミは限界まで追い込まれた状況でも俳優の夢を抱き続けて生きる人物だ。これまで俳優ハ・ジウォンの強みであった真っ直ぐで強いエネルギーは、『雨光』において凄絶かつ超然とした姿へと変貌を遂げる。30年近くに及ぶベテランの変身に注目すべき時が来た。
—— 多くの人がナムミの中にハ・ジウォンという俳優の新しい顔を発見することでしょう。俳優ご自身も変化を望んで『雨光』に参加されたのでしょうか。
自分という存在や、自分が演技をする理由について悩みが多かった時期に『雨光』のシナリオをいただきました。ナムミというキャラクターも俳優であるため、自然と俳優ハ・ジウォンとして抱いてきた悩みと繋がる部分がありました。これまでキャラクター性の強いファンタジー領域の作品を主に手がけてきましたが、地に足のついたナムミと向き合ってみるととても興味深かったです。この人物と世界に完全に溶け込みたかったですし、イ・ジウォン監督ともぜひお仕事してみたかったので、断る理由がありませんでした。
—— ナムミも俳優ですが、気性がはるかに荒く、成功と挫折の波が激しく表れるキャラクターです。
ナムミのゴールドのドレスも、ハ・ジウォンなら着なかったであろう衣装です(笑)。キャラクターを構築する際、外見を徹底的に準備することが重要だと考えていますが、そういう面でイ・ジウォン監督と意見がとても合いました。時には私が直接デザイン案を作って制作陣に提案することもありますが、監督がとても綿密に準備してくださったので、その必要がありませんでした。8年後という時点のギャップを表すために、あえて髪をブリーチして傷ませたりもしました。その他にもナムミの鋭い話し方、暴言が飛び出す時の高いテンションなども徹底的に研究しました。見た目には華やかな生活を送っていた俳優が墜落した時に感じられるギャップをどう描くべきか、監督と何度も意見をすり合わせました。映画に映し出されない時間の間にも、ナムミは計り知れない努力をしたはずです。しかし、そんなナムミを受け入れてくれない人々もいたでしょうし、だからこそ現在のような人生を送ることになったのだろうと考えました。
—— ナムミとチュングの関係はどのように受け止めましたか。二人が再会した時、今もなお愛憎を抱いているように見えました。
ナムミはチュングと甘い恋愛をする関係というより、家族のような存在だったのではないかと思います。私はそう感じました。チュングと別れはしたものの、ナムミは家族の温かさをずっと恋しく思っていたはずです。チュングの母ギシク(キム・ヘスク)や姉ジスク(キム・ソニョン)と絶えず連絡を取り合っていて、彼女たちもナムミをとても気遣ってくれているじゃないですか。何よりも8年後にチュングと再会した時の演技が難しかったです。突然訪ねてきたドンジュを連れてチュングのもとへ行った時、ナムミの顔にはかすかな懐かしさ、見知らぬ感覚、ためらいといった感情が込められます。その複雑な心境を表現するのは容易ではありませんでした。
—— 映画の中で最も強烈なシーンの一つは、ドンジュの居場所を巡ってナムミとチュングが言い争う場面です。二人とも凄まじいエネルギーを爆発させる必要がありました。
あのシーンは本当に重要だったので、監督、リュ・スンリョン俳優と撮影前に本読みも何度も行い、リハーサルも進めました。言葉通り、ナムミの野獣のような生のエネルギーが弾け出さなければなりませんでした。トーンがブレることなく一気に最後まで繋げなければならないシーンだったので、撮影を終えるとほぼ脱力状態になりましたね。それでも全力を尽くして撮影した場面です。
—— 一方で、ジスクと居酒屋で会話するシーンでは、切ない感情と真摯な会話が行き交います。
あのシーンを撮っている時、とても良かったです。お酒に酔ったジスクがナムミの髪の毛がパサついていると言って毛先にマヨネーズを塗ってくれたり、口に果物を放り込んでくれたりするシーンは全部アドリブなんです。息がぴったり合っていたので、「お姉さん、今度また一緒にやろうね」と話したりもしました。
—— 俳優として悩みが多かった時期に臨んだ作品だそうですが、撮影を終えていかがでしたか。
今もなお悩み、問いかけるプロセスの中にいます。自分という人間と、俳優という仕事に対する悩みはこれからも続きそうです。相変わらず演技は難しいです。ですが『雨光』は、久しぶりに私が新人の心構えで熾烈に臨んだ映画です。それだけに愛おしく、深い愛着があります。
—— 『クライマックス』のサンアも俳優ですが、ナムミとはまた違った質感の人物ですね。
『クライマックス』が先に公開されましたが、撮影順としては『雨光』が先でした。ナムミとサンアは共に華やかな生活を送る俳優です。ナムミが転落を経験し辛うじて耐え抜くキャラクターだとするなら、サンアは生存のための欲望を発散する人物に近いです。そうした違いを表現する面白さがありました。『クライマックス』が大きな愛をいただき、最近は中国や日本などでファンミーティングを開催したり、YouTube『26学番ジウォンです』も精力的に撮影しています。次回作のシナリオを読みながら、次の作品も着々と準備していく予定です。
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【企画】雨降って地固まるように — 『雨光』イ・ジウォン監督、俳優リュ・スンリョン、ハ・ジウォンに会う
[기획] 비온 뒤 단단해진 땅처럼 – <비광> 이지원 감독, 배우 류승룡·하지원을 만나다
2026.9.3
チーム移籍後の劇的な韓国シリーズ優勝、恋人ナムミ(ハ・ジウォン)との結婚まで。順風満帆に見えた野球選手チュング(リュ・スンリョン)の人生は、存在すら知らなかった娘ドンジュ(キム・シア)の登場によって粉々に打ち砕かれる。ドンジュを受け入れることができなかったナムミは別れを告げ、チュングは現役を引退した後にさまざまな職を転々とする。ある日、中学生になったドンジュが友達を殺害した容疑者として指名される。娘ドンジュの潔白を証明するため、チュングは迷うことなく事件に飛び込み、縁を切っていたナムミまで巻き込まれていく。8年が過ぎた後、チュング、ナムミ、ドンジュの関係が再び複雑に絡み合う。イ・ジウォン監督は「『虐待の証明』が寒い冬の乾燥した空気が込められた映画なら、『雨光』は夏の炎天下のようにしつこくまとわりつく映画」と語る。以前のように巨大な急流に流される代わりに、『雨光』の人物たちは最後まで事件の背後にすがりついて食い下がる。苦難の中でより深まった三人の関係のように、イ・ジウォン監督と俳優のリュ・スンリョン、ハ・ジウォンが『雨光』への愛を込めて語ってくれた。
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【インタビュー】過酷な人生をそっと撫でる叙事 — 『雨光』イ・ジウォン監督
[인터뷰] 거친 삶을 토닥이는 서사 – <비광> 이지원 감독
2026.9.3
うねり流れる川のように、『雨光』の人物たちは予期せぬ瞬間、悲劇と向き合う。チュング(リュ・スンリョン)は突然、娘のドンジュ(キム・シア)を背負うことになり、妻のナムミ(ハ・ジウォン)と別れ、野球選手としてのキャリアも手放さなければならなかった。しかし、『虐待の証明』のサンア(ハン・ジミン)とジウン(キム・シア)がお互いの支えとなったように、チュング、ナムミ、ドンジュもいつしか「家族」という名の支柱となっていく。『虐待の証明』ののち、ドラマ『クライマックス』を経て『雨光』へと至ったイ・ジウォン監督は、今回も自身の強みを活かし、登場人物たちの明暗を鮮明に描き出す。
—— ついに『雨光』と共に観客と会うことになりました。感概もひとしおでしょう。
戦火の中で見失った子供を探し回り、川の向こうから子供が足をひきずりながら近づいてくるのを見るような気分でしょうか。『虐待の証明』もそうでしたが、『雨光』も一筋縄ではいかない作品でした。俳優のキャスティングを終えるやいなや、コロナのパンデミックによって撮影が延期され、公開まで長い時間がかかりました。撮影中に手術を受けるほど足に大ケガを負ったりもしました。しばらく撮影を中断している間に梅雨が過ぎ、良い天候の中で望むシーンを収めることはできましたが。『クライマックス』の作業時を除けば、この約5年間『雨光』に付きっきりだったため、苦労の末に授かった我が子のような心地がします。
—— 前回の『Cine21』とのインタビューで、チャン・イーモウ監督の『活きる』のように波乱万丈な人物の物語を扱ってみたいとおっしゃっていましたが、実際にチュング、ナムミ、ドンジュはいずれもそれぞれの事情を持っています。
全員にストーリー(叙事)があるということを、今ご質問を受けて認識しました。私にとっては人生の波折を扱うのが当然であり、そうした人生を生きるキャラクターにとても関心があります。そうでなければ彼らの立場に没入してシナリオを書くことができません。幸せな人々の話にはあまり関心がなく、うまく扱うこともできません。ユン・ガウン監督が昔、「お姉さん、若い頃裏路地で何やってたの?」と真面目に尋ねてきたことがありますが、当然それとはかけ離れた人生を生きてきました(笑)。
—— 見せたいイメージが明確だったという印象です。花札の「雨光」のように雨の中を歩くチュングのシーンや、家族が囲む法事の風景、警察を前にしてチュングを振り返るドンジュのように、象徴的なシーンが登場します。
チュングが傘を差し、「光」という文字の電飾看板の下に立っているシーンはストレートではありますが、そのイメージを一度使ってみたかったのです。『雨光』には私が経験し、目にしてきたものが多く反映されています。ギシク(キム・ヘスク)の家も昔の祖母の家をそのまま再現しましたし、法事のシーンにも過去の私の経験が反映されています。
—— チュングとドンジュはお互いに常に申し訳なさを感じている父娘の間柄です。
ドンジュは生まれた時から過酷な環境に投げ出された子です。自分のせいで皆が大変になったと思っていて、周囲の人々に申し訳なく思っています。そんなドンジュの気持ちを知るチュングも、ドンジュ의顔色を伺い続けています。彼らがこれ以上お互いの顔色を伺わなくてもよくなる瞬間が来ればいいなという思いが、映画の一部に反映されています。
—— ナムミが初めて会ったドンジュに「私はあなたをかわいそうとは思わない、あなたを見ると胸が痛むの」と言います。ナムミはドンジュの中に幼い頃の自分を見出したのでしょうか。
シナリオの段階でその台詞を書いた時、ドンジュが自分と似たような境遇でなかったなら、ナムミにとってそれほど痛切に響かなかっただろうと考えました。『虐待の証明』もそうでしたが、傷を抱えた人がまた別の傷を抱えた子供を見つめる関係性に、ついつい目がいってしまうのです。
—— ハ・ジウォン、リュ・スンリョン俳優のどのような部分からナムミ、チュングが連想されましたか。
リュ・スンリョン俳優がナムミ役にハ・ジウォン俳優はどうかと提案してくれたのですが、考えてみるととてもよく合っていました。鍵がカチッとはまるようにキャラクターと俳優が合致するポイントがあればすぐに決めるのですが、ハ・ジウォン俳優にはそうした瞬間がありました。俳優と共に映画を作り上げていく過程が最大の楽しみです。ハ・ジウォン俳優には減量も要求するなど厳しく接したのですが、本当にしっかり耐え抜いてくれました。現場で一緒に熱く作り上げた瞬間が長く記憶に残っています。リュ・スンリョン俳優はライオンのように感じられます。本能が生きているけれど、もう一方に脆さを秘めたライオン。柔らかさと猛獣らしさが同居する顔で『雨光』をうまく引っ張っていってくれると判断しました。一晩中消えていたドンジュを追ってナムミが家に入ってきた時、それを見つめるリュ・スンリョン俳優の表情が良かったです。嬉しくもあり、見知らぬ感覚や気まずさもあるすべての感情が込められていました。あのシーンを撮影した時、リュ・スンリョン俳優をキャスティングして本当に良かったと思いました。
—— 俳優たちからも見出したいイメージが明確だったのですね。その意図が一番よく込められたシーンを挙げていただくなら?
オープニングタイトルが浮かび上がり、音楽が流れる中でチュングとナムミの過去を見せるシーンが好きです。このシークエンスに関しては内部で意見が分かれましたが、どうしても残したかったので妥協しませんでした。ナムミとお酒を飲んでいたジスク(キム・ソニョン)が歌を歌い、その歌が雨に乗って流れていくシークエンスも好きです。シナリオに「その歌とナムミの息遣いが雨に乗って流れていき、チュングの背中をそっと撫でて遠ざかる」と書いたのですが、リュ・スンリョン俳優が映画を見て、本当に背中を撫でられて遠ざかるようだったと言ってくれました。過酷な人生を生きていく人々を映画に登場させるからこそ、彼らをそっと撫でてあやしながら終わらせたくなるのだと思います。
—— 『虐待の証明』に続き、『雨光』でも擬似家族の形態の中で行われる連帯を扱っています。
意図せず、絆を感じ合う人々同士の関係を頻繁に描くことになります。それぞれの道を歩み、交通事故のように出会った人々と絡み合い、予期せぬ道へと落ち込んで運命すら変わっていく過程こそが、結局は人生ではないでしょうか。生きていく中で偶然出会った人によって人生が変わると考えているからこそ、そうしたテーマを扱い続けることになるのだと思います。
—— 次回作の計画は。
『クライマックス』と『雨光』を相次いで公開し、かなり消耗した状態です。映画を公開するというのは、作品を完成させて終わりではなく、観客から褒め言葉も聞き、時には叩かれもする過程まで全て含むのだと改めて実感しました。この旅路が締めくくられたら、デビュー前に書いたシナリオを脚色するプロセスに本格的に着手する予定です。ジャンル的な色彩が反映された、濃密なメロドラマになる予定です。
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【インタビュー】心を尽くした真心 —— 『雨光』俳優リュ・スンリョン
[인터뷰] 정성을 다한 진심 – <비광> 배우 류승룡
2026.9.3
ソウルの持ち家に住み大企業に通うキム部長であり、タッカンジョン(甘辛チキン)になった娘を元に戻そうとする父親であり、どんなに傷ついても回復するモンスターのような超能力者であった俳優リュ・スンリョンが、映画『雨光』で人生のどん底に落ちた野球選手ファン・チュングとなって戻ってきた。カクテキを汁ごと頭から浴びせられる人生の屈辱と侮辱を前にしても、大切なものを守るために奮闘する男を演じたリュ・スンリョンと向き合い、熾烈だった夏に対する記憶を分かち合った。
—— 花札の「雨光」のタトゥーを入れ、古いヴェルサーチのTシャツを羽織るなど、華やかな装いで演じられました。普段は着ることがなさそうな服装でしたが、違和感はありませんでしたか。
違和感どころか、私によく似合っていましたよ(笑)。私だけでなく登場人物の多くが大胆な柄と色彩、格好にとらわれない衣装とメイクで登場しますが、私はそれが防衛策(防衛機制)のような気がしました。自分の暗い内面や欠落といったものを、華やかな誇示で覆い隠そうとするような。
—— 映画を見ると、ベタつくほどの湿気と暑さが伝わってくる感覚です。
家族の家からして「水吸い象(除湿剤)」を置いたら水が一バケツ分出てきそうな感覚です(笑)。実際にも湿度の高い現場でした。雨が降ったり、汗をかいたり、川が流れていたり……。監督の情熱がそのまま込められたからだと思います。そうして最後のシーンは「除湿機シーン」と呼ぶほどサラサラしていて、気持ちよく撮影を締めくくりました。熾烈だった夏の記憶です。
—— 人生の最高点からどん底に落ちたファン・チュングを突き動かした原動力は何だったと思いますか。
俳優キム・シアが演じたドンジュの小さな背中、背伸びした足元、固く結んだ口元、怯えた無垢な瞳。チュングがあの子の傘になってあげられないのなら、何もできなかったでしょう。あの丸まった小さな背中ひとつが、映画の説得力(リアリティ)だと思います。キム・シア俳優から一課を学びました。
—— 俳優キム・シアのどのような点が印象的でしたか。
地面を掘ったら金を発見したような気分でしょうか。生(なま)のままの凝縮された力があります。現場で演技を交わす中で、何かがポンポンと飛び出してきたんです。自分があの年齢の時は何をしていたんだろうと思いながら、感嘆し続けました。来年成人を迎えますが、20代の演技も楽しみな俳優です。
—— 実際には息子さん二人ですが、特に娘の父親として頻繁に登場されますね。キム・シアとのシーンが切なく愛おしかったです。もし娘さんがいたら、どのような父親になっていたと思いますか。
親から子への無償の愛(下行の愛)というのは驚異的です。どうしてこれほど少しも疲れず、飽きず、絶え間なく湧き出る愛というものがあるのでしょうか。まるで絶対者が植え付けてくれたかのように。今でさえそうなのに、娘だったら子供が幼い頃は仕事に出かけるのが辛いほど、可愛くてたまらなかったでしょうね。
—— 劇中、激動する事件事故の中でもどっしりと支える演技をされていました。発散と節制の間でどのようにバランスを取ろうとしましたか。
それが演じる上で一番難しい部分です。一杯のコーヒーを淹れる時も豆の量と挽き具合、お湯の温度、あらゆる面で最も適したポイントを見つけなければならないように、演技も同じです。トーンと温度、デシベル……それらを調和させて人物の持つ波長をうまく伝えるのです。多くの観客に共感してもらい、「あの人ならそうするかもしれない」と観客を納得させられる演技をしたいと思っています。
—— カクテキを顔に浴びせるシーンで本物のカクテキを使ったため、目がとても沁みたとか。それにもかかわらず、自らリテイクを提案したと聞きました。
眼光と目力が非常に重要なシーンでした。それなのに最初のテイクで目をちゃんと開けられなかったのですから、当然撮り直さなければなりません。
—— 目光が鋭く澄んでいます。俳優として素晴らしい目をお持ちだと常々思っていました。生まれつきでしょうか。
もう老眼鏡をかけているのに、そう言っていただけて幸いです(笑)。常に正直でいよう、真心を尽くそうとしています。目は嘘をつくことができませんから。
—— 『ソウルの持ち家に住む大企業勤めのキム部長の話』を見ると、中年男性のリアリティをどのように観客へ納得させられるか体得された俳優のように見えます。
嫌悪の時代です。ジェンダーに対する、歳をとったらとったことに対する、若ければ若いことに対する、自分と考えが違うことに対する嫌悪。中年層に対して「ヨンフォーティ(Young Forty)」、「コンデ(説教くさい年長者)」と称するのを見ると、誰にとっても未来の姿なのに、なぜあのようにフレームをかぶせるのだろうと不思議でした。私は文化が嫌悪を和らげる機能を果たすべきだと考えています。中でも視覚・聴覚資料が最も効果的ではないでしょうか(笑)。「善人中年コンプレックス」のようにメンターとなって教訓を与えようというわけではなく、立体向で訴求力のあるストーリーで手を差し伸べたいのです。栄養が不足しているからといって注射を打つよりは、良い食材で丁寧に料理し、綺麗に盛り付けた料理を出したいという気持ちです。匂いを嗅ぎ、生唾を呑み、食べたいという意志を持ち、自分で噛んで消化させるのとは違いますから。私は作品がそのような真心を込めた料理のようであってほしいと思います。
—— 演技の振り幅が広いですね。ご自身の人生にもジャンルがあるとしたら、どのようなジャンルであってほしいですか。
ブラックコメディ。遠くから見れば喜劇、近くで見れば悲劇なのが人生ではないでしょうか。人生のペーソスと喜怒哀楽を魅力的に描き出せるジャンルです。曲折があっても笑いながら見られるのがブラックコメディであるように、私の人生もそうであってほしいと願っています。
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📰 기획 · 비온 뒤 단단해진 땅처럼 – <비광> 이지원 감독, 배우 류승룡·하지원을 만나다
한국시리즈 우승과 결혼을 앞두고 완벽해 보였던 야구선수 중구(류승룡)의 인생은 존재조차 몰랐던 딸 동주(김시아)의 등장으로 송두리째 흔들립니다. 연인 남미(하지원)와의 결별, 은퇴 후 나락으로 떨어진 삶 속에서 중학생이 된 딸이 살인 용의자로 지목되는 충격적인 사건까지 벌어지는데요.
딸의 결백을 밝히려는 중구와 다시 얽히게 된 남미, 8년 만에 지독하게 다시 얽힌 세 사람의 진실 추적이 시작됩니다. <미쓰백> 이지원 감독은 “<미쓰백>이 찬 겨울의 건조함이라면 <비광>은 여름의 불볕더위처럼 징글징글한 영화”라며 거대한 소용돌이 속에서도 끝까지 버텨내는 인물들의 끈질긴 생명력을 예고했습니다.
이지원 감독과 류승룡, 하지원 배우가 직접 전하는 영화 <비광>의 비하인드는 1572호에서 만나보실 수 있습니다.
글ㅣ조현나, 이예지(영화칼럼니스트)
사진ㅣ백종헌(@cine_21)
#비광 #류승룡 #하지원 #김시아 #이지원감독 #씨네21_1572호
☆
📰 企画 · 雨降って地固まるように – 『雨光』イ・ジウォン監督、俳優リュ・スンリョン、ハ・ジウォンに会う
韓国シリーズ優勝と結婚を目前に控え、完璧に見えたプロ野球選手チュング(リュ・スンリョン)の人生は、存在すら知らなかった娘ドンジュ(キム・シア)の登場によって根底から揺らぎます。恋人ナムミ(ハ・ジウォン)との破局、引退後にどん底へと落ちた人生の中で、中学生になった娘が殺人容疑者として指名されるという衝撃的な事件まで巻き起こります。
娘の潔白を明かそうとするチュングと再び絡み合うことになったナムミ。8年ぶりに凄まじい運命で再び結びついた3人の真実追跡が始まります。『虐待の証明』のイ・ジウォン監督は、「『虐待の証明』が寒い冬の乾燥さだとするなら、『雨光』は夏の炎天下のようにねっとりとまとわりつく映画」と語り、巨大な渦の中でも最後まで耐え抜く登場人物たちの粘り強い生命力を予告しました。
イ・ジウォン監督とリュ・スンリョン、ハ・ジウォン俳優が直接語る映画『雨光』のビハインドストーリーは、1572号でご覧いただけます。
文ㅣチョ・ヒョンナ、イ・イェジ(映画コラムニスト)
写真ㅣペク・ジョンホン(@cine_21)
誌面にも掲載されている、ジウォンオンニ、スンリョンさん、
そしてイ・ジウォン監督の『雨光』スペシャルインタビュー。
映画を観たあとに読むと、納得させられる興味深いお話ばかりで、
ナムミがあの瞬間どんな心境だったのか、その心の奥底を覗き見ることができた気がしますよね。
個人的に一番惹きつけられたのは、やっぱりナムミとチュング、
そしてチュングの家族との切なくも温かい関係性についてでした。
「ナムミはチュングと甘い恋愛をする関係というより、
家族のような存在だったのではないかと思います。私はそう感じました。
チュングと別れはしたものの、
ナムミは家族の温かさをずっと恋しく思っていたはずです。
チュングの母ギシク(キム・ヘスク)や
姉ジスク(キム・ソニョン)と絶えず連絡を取り合っていて、
彼女たちもナムミをとても気遣ってくれているじゃないですか。
何よりも8年後にチュングと再会した時の演技が難しかったです。
突然訪ねてきたドンジュを連れてチュングのもとへ行った時、
ナムミの顔にはかすかな懐かしさ、見知らぬ感覚、
ためらいといった感情が込められます。
その複雑な心境を表現するのは容易ではありませんでした」
初めてスクリーンで『雨光』を観たときからあの再会シーンがとても印象的で、
私自身もまったく同じ感情を受け取っていたので、
このインタビューでジウォンオンニの言葉を読んだ瞬間は本当に嬉しかったです!
イ・ジウォン監督が語っていた通り、チュングも8年ぶりにナムミとの再会で見せたあの歓喜と気まずさ、
どこか余白のある複雑な表情は、観終わったあとも心から離れない名シーンでした。
そして『雨光』はコロナ禍の影響で撮影が2020年から1年間延期され、
ジウォンオンニ自身も自分と俳優という仕事について深く悩み、
ジェットコースターのような感情の渦中で「俳優をやめること」まで
頭をよぎったと語っていましたよね。そんな葛藤を乗り越え、
当時の撮影を振り返ったお日さまの言葉には胸が熱くなります。
「今もなお悩み、問いかけるプロセスの中にいます。
自分という人間と、俳優という仕事に対する悩みはこれからも続きそうです。
相変わらず演技は難しいです。ですが『雨光』は、
久しぶりに私が新人の心構えで熾烈に臨んだ映画です。
それだけに愛おしく、深い愛着があります」
『クライマックス』も『雨光』も、
お日さまが「新人のような心構え」で全身全霊で挑んだからこそ、
私たちはこれまで見たことのない新しいハ・ジウォンの真骨頂を
目撃することができたのだと実感します。
同じ「トップ女優」という役柄でありながら、
二つのキャラクターの違いについてもこう語ってくれていました。
「『クライマックス』が先に公開されましたが、撮影順としては『雨光』が先でした。
ナムミとサンアは共に華やかな生活を送る俳優です。
ナムミが転落を経験し辛うじて耐え抜くキャラクターだとするなら、
サンアは生存のための欲望を発散する人物に近いです。
そうした違いを表現する面白さがありました」
また今回の『CINE21』を読んで一番驚いたのは、なんとスンリョンさんがイ・ジウォン監督に
「ナムミ役にハ・ジウォンさんはどうか」と直接提案してくださったという初耳のエピソード!
ナムミはどこまでも泥臭く濃密な感情演技が求められる難役。
深みのある演技で役に生命を吹き込むジウォンオンニだからこそ体現できたはまり役でしたし、
スクリーンの中でナムミが本当に実在しているかのような圧倒的なリアリティを生み出していました。
スンリョンさんの名演はもちろん、幼いながらも息をのむ感情表現を見せたシアちゃん、
そしてキム・ヘスクさんやキム・ソニョンさんをはじめとする名優たちの演技合戦…
この珠玉の演技を観るためだけにでも、何度も劇場へ足を運びたくなりますよね。
インタビューでスンリョンさんが語っていた
「遠くから見れば喜劇、近くで見れば悲劇なのが人生」という言葉。
まさにその人生の深みそのものを描いた『雨光』で、
お日さまと最高の共演者の方々が織りなす素晴らしい演技に出会うことができて、
1023として本当に幸せで、心から感無量でした。🥰










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