ハ・ジウォン映画『担保(담보)』インタビュー⑩ ハ・ジウォン、今この瞬間 2020.10.5

ジウォンオンニの作品が公開されるたびに、
どの時期にも必ず『今この瞬間』と題したインタビュー記事が上がってきますが、
今回も「ハ・ジウォン、今この瞬間」という記事が上がってきました。✨


【インタビュー】 ハ・ジウォン、今この瞬間

痛くて疲れた瞬間もあった。 このままでは死ぬのではないかと思うほど大変な瞬間も多かった。 それにもかかわらず、黙々と歩いてこられたのは、狂わせるほど胸を躍らせ、絶えず挑戦するほど好きだったからだ。 俳優ハ・ジウォンが24年間、私たちのそばにいる理由だ。

ハ・ジウォンは1996年にデビューして以来、千万映画『TSUNAMI -ツナミ-』(2009)からドラマ『茶母(チェオクの剣)』(2003)、『バリでの出来事』(2004)、『シークレット・ガーデン』(2010-2011)など数多くのヒット作を生み出し、スクリーンとお茶の間劇場を同時に虜にした。

特にハ・ジウォンは現代劇と時代劇はもちろん、ロマンティック・コメディからメロドラマ、スリラー、アクションまで全てのジャンルに合わせたしっかりした演技で自分だけのフィルモグラフィーを積んできた。 作品ごとに、多彩な変身を図り、長い間大衆に愛されている。

今度は涙と鼻水が一気に出るヒューマンコメディジャンルで戻ってきた。 先月29日に公開し、秋夕劇場街を虜にした映画『担保』(カン・テギュ監督)を通じて。 『担保』は情け容赦ない闇金業ドゥソク(ソン・ドンイル)と彼の後輩ジョンべ(キム・ヒウォン)が踏み倒されたお金をもらいに行ったが、うっかり9歳のスンイ(パク・ソイ)を担保として育てるようになってから繰り広げられる話を描いた作品で、『ハーモニー 心をつなぐ歌』(2010)カン・テギュ監督がメガホンを取った。

映画『パーフェクト・プロファイラー 命がけの恋愛』(2016)以来、4年ぶりにスクリーンに戻ってきた彼女は、宝物としてよく育てられた大人スンイに扮して、愛おしい姿から密度の高い演技まで完璧に消化し、劇に深みを加えたという評価を受けている。 特にシナリオを読んで涙が止まらなかったというハ・ジウォンのリアリティが映画にそのまま込められて観客の心をしっかり揺さぶった。

最近『時事ウィーク』と会ったハ・ジウォンは「いつも演技に対する渇きがある」と言って、相変わらず冷めない熱情を見せている。 続いて「『担保』で感じた感動を観客と共有したかった」とし、久しぶりにスクリーンに戻った感想を伝えた。 演技とキャラクター、そして作品を愛するハ・ジウォンの気持ちは、彼女がこれまで俳優として生きてきた原動力だった。

– 久しぶりのスクリーン復帰だ。 気分はどうですか?
「実はこんなに長い間経ってたのか知らなかった。 いつも観客に会う時はワクワクして震える。 今回も同じだ。 緊張し、ワクワクする。 シナリオを読んだ時に感じた感情そのままの映画がよくできていたよ。 多くの方々に見に来ていただけると嬉しいです。」

– スクリーン復帰作として『担保』を選んだ理由は?
「ユン・ジェギュン監督(制作参加)から電話があった。 『担保』という作品があるんだけど、 大人スンイ役を演じてほしいって言ってた。 映画の最初と最後の部分を開いてくれる役であり、人々に真剣に近付く感じが重要だと説明してくれた。 事前に話を聞いてシナリオを見たが、自分が感じた感情と映画のメッセージを観客に共有したかった。 だから参加することになった。」

– スンイの人生は苦しい部分が多く、演じながら感情的に大変だったと思うが。
「本当に大変だった。 スンイの感情が深く、強くて痛かった。 だから本当に大変だったし、母に会うシーンが初撮影だったけど、初撮影から大変だったよ(笑)」

– 撮影が終わっても涙が止まらなかったシーンもあったと。
「最後のシーンだ。 再撮影した。演技的な部分のためではなく、空間の感じのためにもう一度撮影することになった。 一度吐き出した感情を、時間が経ってまた取り出すのは、すごく大変なことだ。 すでに記憶されたメモリーがあるため、新たに感情を表現するのが大変だった。心配もして撮影しながらも大変だった。 テイクにも何度も行ったんだけど、気に入らないんだ。 だから宇宙に私が一人でいるかのように全部消した。 悲しい感情もなく、何もない状態から出直す感じで撮った。たまに演技をしていると、感情が制御できない場合がある。 そのような地点まで行ってみたら、涙があまりにもたくさん流れた。 雰囲気が急におかしくなったよ。 ハハ。大事なシーンなんですが、感情が出てきてよかった。」

– 幼いスンイ役の子役俳優パク・ソイと一緒に2人1役を消化したが、スンイの感情に共感するのに難しい所はなかったか。
「幼いスンイの演技を見て胸が痛んだ。 その時に経験したそういうことは実はとんでもないことじゃないですか? ところが、そのような状況で、ドゥソクがスンイを救ってくれて、どれほど多くの愛を与えただろうか。 そんなことが全部感じられた。闇金業者をやめて、温かい人々ではないか? 平凡な家庭ではないが、特別な愛を受けたからこそ、スンイがより堂々と、一生懸命生きていける力を得たのだろう。(スンイが成長する過程を)少しずつモンタージュで見せてくれたんですが、すごく込み上げてきた。 まだ幼いが、お父さんよりもお父さんをかばってくれて、すでに大人の気持ちをすべて分かっているじゃないか? そのように育ったスンイがとても愛おしかった。」

(パク)ソイが持っているエネルギーが私と似ていた。 明るくてエネルギーに溢れ、現場で母親を探さずに楽しんでいる。 2人が持っている基本的な性格が似ているため、明るさや悲しみ、このようなエネルギーもとてもありがたく似ていると思う。 ソイが撮ったシーンを見て、どのように悲しみ、どんな感情を表現したのかチェックした。 また、ソン・ドンイル先輩とキム・ヒウォン先輩がこの子と撮影してきたため、大人スンイともうまくバランスを取ることができたようだ。」

– 家族の意味についても改めて考えるようになったと思うが。
「生きていく中で自分が一番頼れるし、自分を守ってくれる存在が家族だ。 『担保』を通じてより多くのことを感じた。 どんな条件もなく私のために戦ってくれる、保護してくれる存在ではないか? この映画を通じてもっと多くのことを感じたと思う。」

– 「国民のお父さん」ソン・ドンイルの「犬娘」になった感想は?
「一緒に作業してみたかったが、今回娘として息を合わせることができてとても良かった。 すごい力を持っていらっしゃると思う。 ただ一緒に立っただけなのに、すでに父親だと感じるほど、私を完全に吸収してくれる力を持っていた。 存在だけでも娘になることができた。」

– キム・ユンジン(スンイの母親役)、ナ・ムニ(スンイの祖母役)とのアンサンブルも良かった。共演はどうでしたか?
「とても良かった。 そのシーンは本当に大変なシーンなんですが、先輩の目を見た瞬間、交感になった。 最初はすごく心配したが、お互いによどみなく感情を交わしていくうちに演技が自然に出ることができた。 本当に良かった。」

女優ハ・ジウォンの強みは、深い感情演技ではないかと思うが、涙の演技の秘訣があるとしたら…
「私は実は、その状況に100%没頭しないと涙が出ない。 移入できなければ涙が出ない時もある。とにかくその状況に陥ってこそ、涙が出ると思う。」

– 作品を選ぶ時、キャラクターやストーリーを完全に理解して没入することが重要だそうだ。
「そうだ。1番目はシナリオだ。 次がキャラクター的な部分だ。 俳優は時間旅行者のような気がする。 この世界に入って一度見てみたい、感じて表現してみたいという気になった時に作品を選ぶ。キャラクターにも共感しなければならない。 時にはこのキャラクターがあまりにもかわいそうで、私が守ってあげたい場合もある。 あるいは魅惑的で生きてみたい女性でもある。 その時その時少しずつ違うと思う。」

これまで共感できる物語に出会えなかったのか、スクリーンの空白が長くなった理由があるとしたら…
「タイミングも重要だったと思う。 当時、ジョン・ウー監督(中国)の作品(『マンハント』2017)に出演した際、他の作品をメイドするタイミングを逃したこともあり、ドラマ『チョコレート』をしたこともあり… いつも渇きがある。 もっとたくさんの作品がしたいし、やったことのない悪役や強い物語のジャンル物もやってみたい。 待っているところだ。」

– いつのまにかデビュー24年目だが、相変わらず大衆から多くの愛と信頼を受けている。 長い時間耐えてきて、体力的にも心的にも特別に管理していることがあるとしたら…。
「フィジカルな管理は疎かだ。少し前は膝を痛めて運動もできない時期なので、軽いストレッチングぐらいだ。 ストレスを心に溜め込む性格ではない。 私がたくさん笑う理由でもあると思う。 よく分からなかったが、インタビューをしながら考えてみたらそうだった。 幼い頃はむしろもっと敏感でざらざらしていたと思う。 俳優という職業をしながら、大変な時期もあったが、その大変な時期にむしろ会得した方法もいいと思う。 『今この瞬間』という言葉が好きだが、今この瞬間エネルギーを全部使う。力を残さない。それが私の原動力だと思う。 充電もすごく早くできる。 疲れてる時があるよ。 このままでは死ぬのではないかと思うほど、大変な瞬間も多い。しかし、私が好きなことなので、エネルギーを注ぐことができて、夢中になることができると思う。 痛くて疲れても私が好きな気持ちには及ばないから、引き続き挑戦できるのではないか。」

元記事:こちら


インタビューを通じて、ジウォンオンニの『今この瞬間』を知ることができて、
本当に嬉しかった。💗この前にドンイルさんがインタビューで

「あるときは、撮影しながらハ・ジウォンが涙をこらえきれず、
撮ってからスタッフやキャスト全員がハ・ジウォンのそばを離れたことがあった。
傍らから慰めてあげられなくて、思いきり泣かせておいたことがある。
すごく作品にのめり込んで心から演技していた」

と明かしたんですが、ジウォンオンニがそのシーンについてこう語りました。
最後のシーンだ。 再撮影した。演技的な部分のためではなく、
空間の感じのためにもう一度撮影することになった。
一度吐き出した感情を、時間が経ってまた取り出すのは、
すごく大変なことだ。 すでに記憶されたメモリーがあるため、
新たに感情を表現するのが大変だった。
心配もして撮影しながらも大変だった。
テイクにも何度も行ったんだけど、気に入らないんだ。
だから宇宙に私が一人でいるかのように全部消した。
悲しい感情もなく、何もない状態から出直す感じで撮った。
たまに演技をしていると、感情が制御できない場合がある。
そのような地点まで行ってみたら、涙があまりにもたくさん流れた。
雰囲気が急におかしくなったよ。 ハハ。
大事なシーンなんですが、感情が出てきてよかった

ジウォンオンニがエンディングシーンを撮り直したときに、
カットかかっても涙が止まらないらしい。
エンディングシーンはどんなシーンなのか、ネタバレのインタビュー記事で少し語っていたが、
なぜ涙が止まらなかったのか、分かる気がします。😢
映画館で見たら、私も号泣する自信があります。💧

「女優ハ・ジウォンの強みは、深い感情演技」
涙の演技の秘訣は?と聞かれると…
私は実は、その状況に100%没頭しないと涙が出ない。
移入できなければ涙が出ない時もある。
とにかくその状況に陥ってこそ、涙が出ると思う

作り出した感情ではなく、とことん感情移入できて、
心が動いてる演者を見て、観客の心が動く。💗
だからジウォンオンニの演技は見る人の心を動かすことができるだな~と改めて実感しました。😌

そして気になる作品を選ぶ基準…
そうだ。1番目はシナリオだ。 次がキャラクター的な部分だ。
俳優は時間旅行者のような気がする。
この世界に入って一度見てみたい、
感じて表現してみたいという気になった時に作品を選ぶ。
キャラクターにも共感しなければならない。
時にはこのキャラクターがあまりにもかわいそうで、
私が守ってあげたい場合もある。
あるいは魅惑的で生きてみたい女性でもある。
その時その時少しずつ違うと思う

作品を撮るたびに時間旅行をしているようだって
ジウォンオンニが何年前のインタビューでも話していたね。😌
とても素敵な例えだな~って凄く印象に残ってます。

カン・テギュ監督が『担保』のインタビューで
「ハ・ジウォンは個人管理が上手な俳優だ」と話していたが、
フィジカル管理、メンタル管理について尋ねられると…
フィジカルな管理は疎かだ。
少し前は膝を痛めて運動もできない時期なので、
軽いストレッチングぐらいだ。 ストレスを心に溜め込む性格ではない。
私がたくさん笑う理由でもあると思う。 よく分からなかったが、
インタビューをしながら考えてみたらそうだった。
幼い頃はむしろもっと敏感でざらざらしていたと思う。
俳優という職業をしながら、大変な時期もあったが、
その大変な時期にむしろ会得した方法もいいと思う。
『今この瞬間』という言葉が好きだが、
今この瞬間エネルギーを全部使う。力を残さない。
それが私の原動力だと思う。 充電もすごく早くできる。
疲れてる時があるよ。 このままでは死ぬのではないかと思うほど、
大変な瞬間も多い。しかし、私が好きなことなので、
エネルギーを注ぐことができて、夢中になることができると思う。
痛くて疲れても私が好きな気持ちには及ばないから、
引き続き挑戦できるのではないか

俳優という仕事は人に見えない所で、なかなか大変だと思いますが、
この仕事が凄く好きだからこそ、エネルギーを注ぐことができて、夢中になれる。
ジウォンオンニが演技に対する情熱にいつも感動させられます。🥰

この前に膝を痛めてってジウォンオンニがインタビューで話したけど、
運動中に怪我したのかな?😢運動もできないって相当ひどいでしょうね。💦
一日でも早く治ることを祈るばかりです。🙏

投稿者: sunshine1023

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